ロリキートクラス (Pre)
2019年より新しく出来た三歳児を中心としたクラスです。お友達や先生とまずは、遊びを通して日本語を楽しく学んでくれたらと思っています。毎週、楽しみに通ってもらえるように、季節の歌や手遊び、絵本や紙芝居に触れながら、時にはダンスやリトミックなど音楽に合わせて体を動かしたりと、興味や関心を持って参加できるカリキュラムを考えています。
鉛筆で書いたり、色鉛筆でお絵描きすることにも興味が芽生える時期です。月齢や個人差に合わせて、正しい鉛筆の持ち方などをゆっくり指導しながら、楽しい時間を過ごしています。
また、手先も少しずつ器用になってきますので、ハサミやのりを使ったクラフトの時間も取り入れ、作る楽しさを味わい、完成できた時の達成感を大事に育てたいと思っています。
日本の伝統的な行事などでは、クッカバラ組とポッサム組との三クラス縦割りの授業に参加したり、全体で参加する行事などもあり、大きいお兄さんお姉さんとの交流も、楽しみの一つです。
ロリキート組は、みんなが笑顔になれるアットホームなクラスを目指しています。
クッカバラクラス (Pre)
クッカバラ組は、4歳、5歳児の日本でいう『年中さん』のクラスです。3歳から通ってくれているお友達、また、新しく入学してくれたお友達から成る、頼もしい、可愛いクラスです。
毎週、子ども達の興味のある事柄、また学習できる様な事柄をテーマに取り上げ、絵本や紙芝居、歌、ダンス、手遊び歌などを取り入れ、楽しく授業を行っています。子ども達の興味を惹きつけられる様、体全体を使う「ダンス」や「遊び歌」を取り入れながら、色々な教材、カードなど、視覚から入る物も多く取り入れ、リズムよく授業を行うように心がけています。
2限目の読み書きの時間では、「ひらがなの認識、定着」が少しでも多くできる様、『ひらがなの歌』、ひらがなのカードを使ったゲーム、言葉集め、ひらがなビンゴゲーム、白板ボードを使っての復習、プリント、などを取り入れています。
3限目の時間は、季節の行事、また「今日のテーマ」に沿ったクラフトなどを取り入れています。また、日本のゲームや遊びなども紹介し、お友達との繋がりを楽しみながら「日本語、日本の文化」を学べる様に心掛けています。
ポッサムクラス (YK)
ポッサム組は、現地の小学校に入学したてのYKを中心としたクラスです。集団生活に慣れてくる時期ですが、⼟曜日の3時間をじっと座って学習するのは、まだまだ難しい年齢です。飽きがこないように、毎時間バラエティに富んだ取り組みをしています。
毎回、日本の季節や風習などに合わせたテームを決めて、それに基づいたニュースやお話、歌にて遊び、クラフトをしています。下記に簡単なクラスの流れを書いておきます。
●(1限⽬目)挨拶、朝の歌、出席確認、テーマに沿ったお話、ニュース(前に出て発表)、歌や手遊び、本読み
●(2限⽬目)読み書き練習 (ひらがな歌、フラッシュカード、ミニホワイトボードでひらがな練習、ワークブック、カルタ遊び)
毎回同じことを繰り返すことにより、ルーティンもできて、飽きがこなくひらがな学習ができています。
●(3限⽬目)テーマに沿ったクラフト
ハサミ、のりをつかっての作業、折り紙やお絵かき、色ぬりなど、創造性を延ばす意味でも自分でデザインもさせています。
挨拶、さよならの歌
皆、先生にお話するのが大好きです。クラスの中ではなるべく日本語で話すように⼼がけていますが、どうしても単語が出て来ない時は、英語で言われた事を日本語で繰り返す事により、語彙力を増やすようにしています。
コアラクラス (Y1)
コアラ組はY1の子どもたちを対象としたクラスです。クカバラ組、ポッサム組で遊びを通して触れてきた日本語を、就学児レベルに引き上げ、「聞く」「話す」に「読む」「書く」を加え、4つの技能がバランスよく学習できるようにと考えています。
様々な発表活動を通して、自分の言葉でクラスのみんなにメッセージを伝えたり、聞いたことを基にして考えることなどの学習と共に、子どもたちが知っている⾔葉をできるだけ多く発表し合い、語彙を増やす楽しさを味わっています。
また、前期の学習では、ひらがなを文字としてばかりでなく⾔葉や⽂として読む練習をしてきました。またそれに並行して、カタカナの導入を前期より開始し、後期ではカタカナ検定を実施し、カタカナの定着を目標にしています。
今年は、トピック学習を取り入れ、前期では『お店やさん』を行いました。語彙力を伸ばすために子供達一人一人がお店の商品を用意して、最後の授業で他のクラスの生徒と保護者の方々にお越しいただき、お店やさんごっこをしました。お店やさんとお客さんのやりとりを楽しみながら学習しました。
⼦どもたちの日本語力は、家庭環境により様々ですが、クラス活動を通して、この時期に芽生えてくる社会性を⼗分に育み、思いやりのある言動ができる子どもコミュニティーの中で一⼈ひとりが生き生きと活動し成⻑していくことを願っています。
ウォンバット (Y2)
ウォンバット組は、Year 2の子どもたちが仲良く楽しく⽇本語の学習に取り組んでいます。
授業は、歌・ゲーム・⽇本の行事・本の読み聞かせ・教科書などを、色々組み合わせて、⽣徒が飽きずに楽しく取り組めるようにしています。視覚から子どもたちが様々な事を理解できるように、今年から映像学習の時間も取り⼊入れました。発表の時間も毎週あります。⽣徒たちは前に出ての発表が大好きで、毎回次々と手が挙がります。今⼦どもたちが一番燃えているのは、漢字の学習です。一年生の漢字を習い始めた所で、毎週少しずつ読み書き出来る漢字が増えていくことは、子どもごころにも嬉しいことのようです。
ウォンバット組の活動を通して、子供たちは頑張ることの⼤切さや、出来た時の達成感を学んでいます。聞く・話す・読む・書くの4技能を平均して伸ばし、中・⾼学年へと続く日本語の土台作りをしていきたいと思っています。
ワラビークラス (Y3)
ワラビー組は、Y3の生徒が学ぶクラスです。みんな仲良く、おしゃべりが大好きなので、とてもにぎやかです。毎週3時間という限られた時間ですが、「読む」「書く」「話す」「聞く」をバランス良く取り入れ、またカルタで競いながらカタカナの定着を図ったり、クイズの答えを考えながら読み書きをするなど、子どもたちが興味を持てる学習を心がけています。
学校全体で取り組んでいる漢字の学習では、今年81字の新しい漢字に出会います。昨年の80字と合わせ161字を読めて書けて使えるように、授業に散りばめていきます。例えば、四季の話をしながら、春・夏・秋・冬という漢字を学ぶなど、知識を増やし、感性も磨きながら、漢字に親しんでいます。年4回のテストに向けては、一人一人が目標の級に合格できるよう、練習に取り組むサポートをしています。
また、日本の文化に触れる活動も行なっています。季節や伝統の行事について本や動画で学んだり、折り紙を使って行事に関わるものを作ったり、五感を使った体験を大切にしています。そして、より実践的に日本語を使えるよう、クラスにゲストを招き一緒に活動したり、校外学習に取り組む予定です。ワクワクしながら“日本語が使えてうれしい☺ たのしい♪”と思える授業を目指しています。
カンガルークラス (Y4)
今年1年を通して、「かんじだいすき」の後半(80字)を導入していきます。
2年生の漢字は1年生の漢字や、カタカナとの組み合わせが多いので、1年生の漢字の定着をさらに目指し、子供達が好きなゲームを通して学習し、漢字苦手意識を取り除いてあげられたらいいなと思います。
また、習った漢字を使い、「ある程度詳しく文章を書けるようになる」のが目標。
常に5W1Hを考えながら文章を書くように、宿題に日記を導入していく予定。
子供達が楽しく日本語を学べるようにアートや、理科(発明や発見)、社会(日本の地図)の授業を行い、たくさんの語彙を教えながら、日本の文化にもふれ、「読む」「書く」「聞く」「話す」の4技能がバランスよく学習できるようにと考えています。
クロコダイル(Y5~Y6)
クロコダイル組では、5、6年生の仲間たちが和気あいあいと日本語を学んでいます。皆 仲が良く、教室の中はいつも賑やかです。国語の基本となる「聞く」「話す」「読む」「書く」をバ ランス良く取り入れ、自然に楽しく日本語力を身につけられるような授業を心掛けています。子ども たちの興味や関心があることに目を向け、映像を使ったり、ゲームをしたり、楽しみながら学べるよ う工夫しています。
漢字の学習では新出漢字を学ぶのと同時に、今まで学んできた漢字の復習も行い、定着を目指しています。クロコダイル組の子どもたちの今年の目標は「漢字を頑張ること」。学校全体で取り組んで いる漢字チャレンジでは、全員合格を目指して頑張っています。
国語に関しての授業の他に、日本の歴史や地理、伝統文化などを学ぶことによって日本に関する知識 も深めています。
また、クロコダイル組は小学部の中で一番上のクラスなので、縦割りグループで取り組むひな祭り や七夕などの学校行事ではリーダーとなり下の学年をまとめます。活動を通じて、リーダーとして積極的に活動に取り組む事で年下の子どもたちのお手本となり、また高学年としての自覚を持ち、社会性や協調性、思いやりの気持ちなどを育む事も大切にしています。
ハイスクール (Y7~Y9)
<2019年度開講>
小学部で培ってきた日本語力を基に、自ら進んで楽しく日本語と接する態度を養い、日本語や日本についての理解をさらに深めることを目指します。日本語と英語が使えるバイリンガル(マルチリンガル)であることを自覚し、多角的な視点で物事を見たり考えたりできることに誇りと自信が持てる生徒の育成に当たります。
主な活動内容は、IT機器を使って自ら進んでリサーチやプレゼンテーションに取り組んだり、自分の日本語力を駆使して、様々な日本人と実際に接して交流を図ること、クラスが協力して学習活動に参加し、全員で動画などの作品を作り上げること、日本文化に関係のあるイベントなどへの参加、美術鑑賞、芸術体験などがあげられます。
次代を担うバイリンガル(マルチリンガル)の子どもたちが、オーストラリアと日本および世界を繋ぐ架け橋となれるよう、国際人の土台作りに努めます。